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プレスリリース
Kilopass社と三重富士通セミコンダクターがテクノロジー開発のパートナーシップを発表
Kilopass Technology, Inc.
三重富士通セミコンダクター株式会社
~Kilopass社のOTP NVMを三重富士通40LPプロセスにポーティング~
サンノゼ(カリフォルニア州)および横浜市(日本)、2016年4月14日 - 半導体の不揮発性メモリ(NVM)の知的財産(IP)を提供するリーディングプロバイダーであるKilopass Technology Inc.(キロパス社)と三重富士通セミコンダクター株式会社(MIFS)は、本日、一回書き込み型メモリ(One Time Programmable read only memory:OTP)に関するテクノロジー開発契約を締結したことを発表しました。
今回締結した契約により、キロパス社はOTP NVMのIPをMIFSの40nm LPプロセスにポーティングします。MIFSの40nm LPプロセスを使用するLSI設計者は、出力効率とパフォーマンスを最適化するためにキロパス社の128KビットXPMを組み込むことが可能になります。
Kilopass Technology CEO Charlie Chengのコメント
常に新しいことに挑戦している三重富士通セミコンダクターとともに仕事ができることを嬉しく思います。富士通はそのユニークで差異化された戦略的な価値を顧客やパートナーに提供していることで知られています。今回のパートナーシップで始まる両社の連携は、三重富士通セミコンダクターがその目的を達成する一助となるでしょう。
富士通セミコンダクター株式会社の子会社であるMIFSは、300mm製造ラインをベースにした日本のファウンドリ専業メーカーです。MIFSは、90nm、65nm、55nmといった既存CMOSテクノロジーに加え、40nm LP CMOSロジックテクノロジーの提供を開始しており、IoT(Internet of Things)市場や車載向けの超低消費電力および不揮発性メモリ技術に注力しています。今回発表されたキロパス社IPの購入によって、MIFSの40nm LPプロセスを利用するお客様は、充電式/非充電式のバッテリー駆動する機器に使うなど、超低消費電力技術の恩恵を受けることができます。キロパス社の不揮発性メモリは、アクセスタイムが速く、eFlashよりも面積が小さく競争力があり、重ねあわせ精度やプロセスコントロールのための特殊なマスクを必要としないため製造コストを抑えることができます。
三重富士通セミコンダクター テクノロジー開発統括部長 甲斐睦章のコメント
キロパス社は、IoT機器にとって重要な超低消費電力かつハイパフォーマンスの組込用メモリIPで卓越しています。キロパス社が提供するテクノロジーは、弊社のお客様の非常に切迫した要求を満足させることでしょう。キロパス社とは互いに尊重し合えるパートナーとなると確信しており、これから両社で新しい開発を行っていくことを楽しみにしています。
キロパス社は、インフォテインメントおよびコミュニケーションビジネス向けの40nmプロセスを手始めに、MIFSと提携して将来のロードマップを用意し、お客様のニーズに応えていきます。
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